日文以下为收费内容(by http://www.prretyfoot.com)蟻地獄
今日こそは、叱らなければならない。こんなことはもうだめだと。こんなことは悪いことなのだと。
放課後、夕陽が差し込むこの時間。ほとんどの生徒は部活か、すでに帰っているかで教室には誰もいない。今使われてないこの準備室ならば尚更だ。
教室の扉を開けようと取っ手にてをかけて、少し開ける。教室の中から外へ甘い匂いが流れ出す。
あのにおいだ。"あの娘の匂い"だ。
認識しただけで呼吸が激しくなる。頭の奥がじーんとする。力をいれにくくなる。心臓はバクバクと激しく鼓動し、全身の血流が早くなるのが分かる。
でも、今ここから逃げるわけにはいかないんだ。今日こそは、彼女の凶行を止めないといけないんだ。
自分に言い聞かせ、普通の教室の半分くらいの広さしかない準備室の扉を開け、なかにはいる。
一個だけある窓。そこから差し込む夕陽に照らされてー
「お待ちしてましたよ、先生……♥️」
彼女ー"夢見 甘菜(ゆめみ かんな)"は、俺の事を待っていた。
すべての始まりは、俺がこの高校に赴任し、彼女のクラスである「2-A」の担任となってから3ヶ月後の事だった。小テストを終え、採点をしていたときだ。
「……ん?」
ふと、一人の生徒のテスト用紙が目に留まった。それが、甘菜だった。他の先生からの評価は成績優秀、容姿端麗。非常に大人しく、優しい子ーつまるところ、典型的な"完璧美少女"だった。しかし、彼女のテストは聞くほど優秀なものではなかったのだ。
「調子悪かったのかな……?」
いくら完璧と入っても彼女は人間だ。調子の良し悪しもあるだろう。そう思った矢先だった。
「ねぇ、先生……♥️」
「うわぁ!?」
驚いて振り替えれば噂の彼女、甘菜がいた。
音もなく気配もなかった。扉を開けた音さえしなかった。
「ゆ、夢見、おまえ……いつの間に……」
「ふふ、ごめんなさい。先生に頼みたいことがあったの」
「たのみたい、こと……?」
甘菜は教室で見るより何倍も妖艶に見えた。脳内で警鐘が鳴り響いていたが目の前で見る彼女の容姿に見惚れ、彼女からかおる甘い匂いをかぐととたんに頭にじーんとした痺れが走り思考がまとまらなくなる。
「多分ね、今日のテストの点数、悪いから……おまけしてほしいの……♥️」
彼女の口からでた頼みごとの内容は到底受け入れられないものだった。受け入れられない、筈だった。
なのに思考はうまくさだまらない。彼女の言葉を否定しきれない。雪のように真っ白な彼女の肌がやけにはっきりみえて、ミニスカートがふわりと動くと思わず視線を向けてしまう。
彼女はそのまま、制服の第一ボタンをはずす。第二ボタンも外される。露になる白い谷間から目がそらせない。理性が、うまく、保てない。
「もし、オマケしてくれたら…先生に天国を見せてあげる……♥️ね?お願い……セ・ン・セ♥️」
その言葉にのってしまったら最後だった。
彼女は胸を押し付けながら唇を重ね舌をねじ込み、その白く細い指で俺の股間のテントを扱き始めた。
俺だって大人だ。彼女がいたこともあるし、経験もしている。だが、彼女の胸の柔らかさも、キスも、そして手コキも。俺が体験したことのないほどの快楽で、俺はあっという間に射精させられた。
そして。それからというもの彼女は何かある度に俺に"おねだり"をするようになったのだ。
最初はテストの出る範囲を教えてほしいとか、授業を一日サボりたいとかその程度だった。だが、次第に要求はエスカレートし今では"ほかの先生の答案用紙をコピーして渡してほしい"というような俺以外の先生に迷惑がかかるものになってきていた。
その罪悪感に苛まれ、俺はついに今日限りでこの関係を終わりにしようと話を持ちかけるため彼女を呼んだのだった。
「ゆ、夢見……」
「あら……?二人きりなのにいつもみたいに「甘菜」って呼んでくれないんですね……?」
「っ……きょ、今日は、そういうのじゃないからなっ…」
「ふぅん、そういうのじゃない、ですか……」
俺の態度をみて机のうえに腰を掛けていた彼女は立ち上がり俺の方へ近づいてくる。彼女が近づく。ただそれだけなのに、彼女の匂いが強くなる。
嫌でも脳裏によぎる、暗がりの教室で彼女の匂いを教え込まされたこと。甘く、不快感の無い、でも危険な匂い。嗅いでるだけで頭がしびれて彼女の言葉に絡めとられてしまう、優しく危険なフェロモン。
そんな匂いが強くなるのを俺の鼻は無意識に感じとり、なにもされてないのに、俺の理性を削っていく。まるで鑢にかけるように、少しずつ、少しずつ削っていく。
「そういう割には先生のココ、スゴいことになってますよ……♥️」
「っぁ……」
彼女の細くて白い指が、俺のズボンをなぞる。その爪先で既にテントを張っていた俺の股間をつつー…と軽く一撫でする。
ただ、それだけでまるで魔法でもかけられたように俺の股間からは大量の我慢汁が噴き出してしまう。止めようと思っても止められない。瞬く間に俺のズボンはテントを中心に湿っていく。
「わ、凄い我慢汁の量ですね……♥️先生のおちんちん、涙流してるみたい……♥️ねぇ、せんせ?どうしてこんなことになっちゃってるか……わかりますか……♥️」
「それ、はっ……」
わかる。わかってる。俺のからだはもう知ってしまっている。嫌というほど刻み込まれている。彼女の細くて長い指先によって紡がれる快感を、指の一本一本が意思を持った触手のようにはいまわり弄んでくるあの気持ち良さを、肉棒を包みあげたときの柔らかさを、すべすべの肌の感触を。俺の全身は既に、覚えてしまっている。
「懐かしいですね……♥️先生のおちんちんから指先だけでさわさわぁ……ってなぞりあげてるだけでイかせてあげたこと……♥️イきたくてもなかなかイけなくて……先生、泣きながら『射精させてください』って私に頼んじゃったんですよね……♥️」
とん、とん、とん、とん。
一定のリズムを刻むように、赤子をあやすときに背中をぽんぽんと叩くときのように彼女の指先が俺の湿ったテントの頂点を叩き続ける。
「それに、私の指で乳首、いじってあげたこともありましたよね……♥️乳輪をくるくると弄りながらせんせが『好き♥️』っていうまで焦らして……『好き♥️』一回につき一度だけ、乳首をかりって引っ掻いてあげる"先生好き好き耐久ゲーム"……♥️結局あのとき先生は我慢できなくて、私の言葉に誘導されて一回見逃してあげる約束で『好き♥️』っていっちゃって……♥️そこから『好き♥️』とまんなくなっちゃったんですよね……♥️」
「ぁ、や、やめぇ……♥️」
彼女の言葉を囁かれるとその時の情景が鮮明に思い出されてしまう。言葉を聞いても考えなければいい、考えてしまっても思い出さなければいい。その筈なのに、快楽による堕落を繰り返した俺の頭は俺の意思よりも彼女の言葉を優先し、その時の快楽を、誘惑に負ける気持ち良さを、俺の脳内で再生し始める。まだほとんどなにもされてないのに俺の息は荒くなり、からだが敏感になってることがわかる。さらに夢見はテントをとんとんとする手とは別の掌で俺の胸のあたりに指を添え、くるくると円を描き出す。俺の乳首ーいや、乳輪にさえ触れるか触れないかの距離でくるくるともどかしい快感を与えてくる。
「ね、せんせ?今日はそういうのじゃない、んじゃなかったんですか?息を荒くして力が抜けて私の指先に操られて……これじゃいつもと変わりませんよ?せんせ……ふぅう……♥️」
「ぃぃいっ……!?」
いつの間にか腰が抜けて中腰くらいになってた俺を彼女は逃さなかった。俺が態勢を立て直そうとするより早く、甘い囁きと共に唇を俺の耳元に近づけるとその唇から甘い吐息を俺の耳めがけて吹き掛ける。耳からはいった彼女の吐息は続々とした快感を頭へ伝え、その刺激が脊髄を通って全体に広がっていく。態勢を立て直すどころか立ってるだけで精一杯だ。
「ほらせんせ、大丈夫……?」
心配するような素振りを見せながらくすくすと笑っている夢見。小馬鹿にされてるのをわかっているのに頭はすでにとろとろになりはじめていた。
削られ続けた理性が、彼女の誘惑に乗りたい、のって負けて、気持ち良くなりたいと騒ぎ出す。その甘美な衝動を残った理性と意思で押し込める。
今日こそは、今日こそは彼女に言うんだ。
こういうことはダメだって。もう二度としないって。目をつぶって息を整え、彼女に伝えると意思を固めて。目を開いて顔をあげ、伝えようとしてー
「ーぁ」
呆気なく、その意識は、彼女の目の前の服装に全て持っていかれた。
「……くすくす♥️せんせぇ、こういうの、すき、でしょ……♥️」
そう言った夢見の上半身は、ブレザーを脱ぎ去り、Yシャツだけを着ていた。いや、それだけなら良かった。
彼女はYシャツのボタンを、いつの間にか全て、外してしまっていたのだ。
それ故に、顔をあげた俺の目に飛び込んできたのは、高校生としては大きい胸と、それを包み込む可愛らしい黒いブラジャーだった。
「どうしたの、せんせぇ……♥️また、息荒くなってますよ……♥️」
「っ……」
夢見に指摘される。わかってる。わかってはいるのだが。
目の前に広がる、柔らかな谷間。夢見の白くてみずみずしい柔肌を、より一層強調させる黒い下着。可愛らしさと妖艶さの入り交じったその光景は男を欲情させる甘い罠。少しでも息を吸ってしまえば、おっぱいの間から香る一層濃いフェロモンが鼻腔から全身をおかして、とろかしてしまう。
これは、彼女は、危険だ。
甘くて危険で、それなのに拒めない。男をダメにして、彼女にとって都合のいい玩具へ変えてしまう魔性の女だ。
わかってる。そんなことはわかっているのに。
「ほら、私のおっぱいもっとみていいんですよ……♥️こうやって指でおすと……むにゅって形を変えて、指を包み込んじゃうくらい……柔らかいんですよ……♥️でもそんなこと先生は知ってますよね……♥️だって、先生のお顔も、おちんちんさんも……私のおっぱいに食べられちゃったこと、ありますもんね……♥️」
「ひ、ぁ、ぁぁぁあ……♥️」
彼女の言葉に誘導されて再び敗北の記憶が掘り起こされる。彼女のおっぱい。白くて大きくて、柔らかな魅惑の果実。それに顔を包まれて負けた記憶。あの時も最初は彼女の"おねだり"を断ろうとしてたのに、顔を包まれたとたんその優しい快楽と脳を犯す濃厚なフェロモンになにも考えられなくなって、彼女の声という蜜を耳から脳に注がれて、結局いいなりになってしまって。
それに彼女のいう通り彼女の胸に負けたのは一度ではない。その次のおねだりのときに言うことを聞いてくれたら肉棒を挟んでくれるという言葉に負けて、言うことを聞いてしまって。柔らかく細胞の一つ一つに吸い付いてくるような彼女の胸に挟まれて、果てても果てても快楽と射精がとまらなくなって、気絶するまで射精したこと。
思い出せば間違いなく不利になってしまう、焼き付けられた快楽と敗北の記憶。心の奥底に封印したはずのそれらの記憶は彼女の言動ひとつで簡単に解放されてしまう。
またあのおっぱいに触りたい、責められたい、気持ちよくなりたい。そんな欲望がどんどん大きくなっていく。
「くすくす……♥️ねぇ、せんせ?いまじぶんで、何をしてるか、わかってますか……?」
「ふぇ……?」
彼女の言葉を聞いてふと、自分の姿をみる。
立ってるのが限界だったはずの俺の体はーいつの間にか下半身をパンツまでずらして、自分で自分の肉棒を握っていた。
「な、なんでっ……!?い、つのまに、こんなっ……」
「あはっ♥️ほんとに気づいてなかったんですね♥️せんせ、私のおっぱいをみながら自分で脱いで、オナニー始めようとしてたんですよ♥️関係終わりにするとかいいながら我慢、限界越えておかしくなってたんですね♥️」
そんなこと、ありえない。そう思っても実際に現実として俺は今無意識に彼女の前でオナニーをしようとしていたという現実は消えてくれない。羞恥で顔が真っ赤になるのを感じる。とにかく、今すぐ手をどけてズボンをー
「だぁめ♥️せんせ、そのままオナニーして♥️ほら、私のパンツ、見せてあげるから……そのまましこしこ、してくださぁい♥️」
「ひ、ぁ……♥️」
脳みそをどろどろにする、声という蜜が耳に流し込まれる。再度机に座った夢見が足を曲げる。ミニスカートが捲れ、おくに見える、黒いパンツ。それまで考えていたことがパンツを見てしまったことと、甘い声が脳内に響くだけで消えていく。意思を失った俺の手はその甘い言葉に誘導されてオナニーを始めてしまう。
「なっ、や、だめっ……♥️とめっ……」
「とめちゃだめですよ、せーんせっ♥️しこしこ♥️しーこしこ♥️もう先生のお手々は止まらないんです♥️私が『ストップ』っていうまで止まりません♥️自分の教え子にみられながらの惨めなシコシコオナニーで、変態さんになっちゃってくださいね……♥️」
とめられないなんてありえない。そんな魔法みたいなこと、あり得るわけがない。分かっていても、今この場において彼女の言葉はすべて真実だった。
声を聞きながらオナニーをする。彼女をオカズに自慰行為に耽る。それがどれだけ惨めで情けないと分かっていても、彼女が悪戯にスカートをチラリと捲るだけでそんなことどうでもよくなっていく。
黒いスベスベのニーソックスとミニスカートの間の白くてむっちりしたふともも、ミニスカートの奥の暗がりに見える、赤いリボンの刺繍のはいった黒いパンツ。彼女は手を出してないのに、俺の手は、俺を射精へ向けて追い立てる。
彼女の誘惑を我慢していた俺の肉棒は既に我慢汁でどろどろで、それがローションの代わりとなって更なる快楽を産み出す。
興奮と激しく手を動かしてる影響で息がどんどん荒くなる。荒くなればなるほど教え込まれた彼女の匂いが体を内側から犯し、狂わせる。
我慢なんて出来るわけがなかった。瞬く間に俺の体は射精の準備を始める。
腰をがくがく震わせ、手で一心不乱に扱き立て、目的もなにもかもを忘れ、そしてー
「『ス ト ッ プ』♥️」
「が、ぁっー……!なん、でっ……」
必死に動かそうとしてもダメだった。本当に、まるで魔法かなにかで操られているみたいに、俺の体は彼女のいうことを聞いてしまう。
体に教え込まされているんだ。体に覚え込まされているんだ。
彼女の言葉にしたがった方がより気持ちよくなれると、俺の無意識にさえ働きかけるほど、強く。
だから、あと一擦りすればイけるのに、あとすこしで射精できるのに、俺の体は動かないんだ。
「なんでって、ダメでしょ?先生はここに何しにきたの?思い出して?」
彼女の言葉で自分の目的を思い出す。それが彼女の露骨な罠だと分かっていても、もはや俺の体も心も彼女の言葉から紡がれる糸によって操られる人形となっていた。
失われていたはずの目的を思い出す。とけてしまった意思を思い出す。
そうだ、俺はこの子との関係を終わりにしようと思っていたのだった。
だから、耐えないといけないのだ。射精などもとめてはいけないのだ。
彼女の誘惑に今度こそ耐える。これが恐らくラストチャンスなんだ。
だからー
「ね、せんせ……?」
でも。
それでも。
そんな俺の気持ちも耐えようとする努力も。
頑張ろうとする意思も。
「せんせぇは、なに、したいんですかぁ……♥️」
彼女の前には。甘菜の前では。
なんのやくにもたたなくて。
すべて、とろとろに、とろかされて。
「もしもいってくれたら……かなえてあげてもいいですよ……?」
再び机から降りた彼女がゆっくりと近づいてくる。
それだけで。
自分の理性が。決心したはずの意思が。
フライパンの上のチーズのように、とろとろにとけていくのがわかる。
「先生は、このまま意思を貫くのと……その願いを叶えるのと……どっちがいいんですかぁ?」
底無し沼にはまったときのようにゆっくりと墜ちていくのがわかる。
それでも、俺は抵抗できなくて。
もう、我慢も限界で。
「ほら……教えて♥️せ・ん・せ♥️」
彼女の柔らかな唇が俺の頬に吸い付いて、きて。
限界だった壁は簡単に、崩れ去った。
「か、かん、かんなっ……♥️ま、またっ……気持ちよく……きもち、よくしてっ……♥️」
「くすくす……♥️あーぁ、情けないおねだり、しちゃいましたね……♥️今日はいつもとは違うって言ってませんでしたっけ?先生、ほんと変態ですね……♥️」
言葉では貶しつつも甘菜は優しく俺のことを抱き締める。ふわりとしたフェロモンが一層強くなり、胸板に柔らかなマシュマロが無遠慮に押し付けられ形を変える。ただそれだけで全身が幸せになってしまう。全身ぞくぞくして頭のまともな思考がショートして焼ききれてしまう。
「やっぱり無理なんですよ、せんせ♥️私の体は蟻地獄なんですから♥️」
甘菜がその柔らかな果実を擦り付けてくる。それだけで、俺の体はびくびくと跳ねてしまう。
「先生は私につかまったあわれな蟻さんなんです。もがけばもがくほど……どんどん奥に堕ちていって……♥️絶対に、戻れないんですよ……♥️」
甘い声が脳髄を震わせる。快楽に息を荒げると、その分濃厚なフェロモンが内側からじわり、じわりと染み込みとかしていく。彼女の瞳を見ているだけでぞわぞわがとまらなくなる。彼女の膝が少し肉棒に触れただけでガクンと力が抜け、甘菜に支えて貰わないと立ってられなくなる。
甘菜の胸に、落とされる。
甘菜の声に、落とされる。
甘菜の匂いに、落とされる。
甘菜の瞳に、落とされる。
触覚が、聴覚が、嗅覚が、視覚が。
五感がどんどん犯されていく。侵食されていく。
周囲を感じとる器官から、甘菜の与えてくれる快楽を受けとる器官へと書き換えられていく。
残った感覚は味覚だけ。
しかし、それすら甘菜は逃さない。
「ほら、せんせ♥️舌、だしてぇ…♥️んちゅ♥️ぢゅっ♥️れる♥️れぇ…りゅっ♥️んちゅるっ…♥️じゅるるるるるっ…♥️」
彼女の唇が俺の口を塞ぐ。快楽と多幸感で弛緩した俺の口はいともたやすく彼女の舌の侵入を許してしまう。同時に彼女の砂糖水のように甘い唾液が、濁流のように口のなかに注がれる。その甘さに脳がしびれ意識をそっちに持ってかれるタイミングで、今度は主張するように甘菜の舌が俺の舌に絡み付き、口内を舐めあげる。
反撃の暇などない。暴力的なまでに快楽を注ぎ込み唾液の味を染み込ませ、それらを繋げ脳を可笑しくしてしまうような、一方的なキス。
それを防ぐ術もなければ逃げる術もない俺はダイレクトにその快楽を叩きつけられる。
「ちゅっ♥️れろれりゅっ…♥️いいんですよ、せんせ…♥️ん…ちゅっ♥️れろっ♥️……もっと、私の唾液の味、覚えて……♥️れるれるれろれろぉ……♥️」
甘い声を聞かされながら甘いキスで、甘い唾液を刷り込まれ続ける。強制的に覚え込ませ、忘れないように刻み付ける魔性のキス。その洗脳とも言えるキスを5分か、10分か、もしくはそれ以上か。それほど長い間の時間、受け続けて、刻み付けられて。
おれの味覚は……容易く陥落した。
「ぷはっ♥️……ふふっ♥️どうだった?せんせ?私のあまーい毒……♥️アリジゴクって毒を持ってるんですよ……♥️……獲物をしびれさせちゃう危険な猛毒……♥️せんせぇも、私という蟻地獄にはまっちゃったんですから……毒、流し込まれて当然ですよねぇ……♥️」
彼女の柔らかくてみずみずしい唇が、離れる。
離れた、のに。
俺の口のなかでは彼女の舌が残っていた。
分かっている。これは錯覚だ。あり得るわけがない。唇が離れたのに舌だけが残って俺の口内をいまだに蹂躙しているなんて現実離れしすぎている。
だけど、彼女の舌の感触を。彼女の唾液の味を。その快感を。
嫌というほど教え込まされた俺の口内と脳は、勝手に彼女の舌の感触と快感を産み出して、再現する。
嫌らしく絡み付いて脳みそを飴玉のように溶かしてしまうあの舌が。
シロップやはちみつのように甘く、口のなかを甘さと共に敏感にしてくるあの唾液が。
勝手に再現されてー消えないのだ。
「毒におかされ、蟻地獄に落ちた先生はもう私のもの……♥️そうですよね?せ・ん・せ♥️」
やめてくれ。
ただでさえ見つめられてるだけで気持ちいいのに。
声を聞くだけで幸せになってしまうのに。
おっぱい押し付けられただけで脱力しちゃうのに。
匂いをかぐだけでなにも考えられないのに。
甘い唾液がまだ口内を犯しているのに。
そんな上目使いでみつめて。蕩けるような甘い声で囁いて。むちむちの太ももを股間に押し付けて。桃色の霧さえ見えそうな濃いフェロモンを漂わせて。あたまを狂わす舌を見せつけられて。
ただでさえ限界なのに。
もう壊れているのに。
今、射精させられたら。こんな気持ちよさで犯されながら射精したら。
俺はもう戻れなくなる。
俺はもう俺ではなくなって、彼女の操り人形になってしまう。
もう二度と彼女には逆らえなくなってしまう。
この蟻地獄から出られなくなってしまう。
だから、だから、だからー
「だから……射精、してもいいですよ♥️せーんせっ♥️ほら、びゅー…♥️びゅー…♥️」
俺の思考を完全に把握した彼女は囁くと、柔らかな太ももで俺の肉棒を挟み込んだ。
むっちりとしたふとももが俺の我慢汁でベトベトの肉棒の全てに吸い付いてくる。
裏筋にも、亀頭にも、カリにも竿にも。
全てに吸い付いて刺激してくる。
ただ、それだけで。
「ああああああああああああああああああああ♥️♥️♥️」
どぷっ……どくっ……どぴゅるるるっ……
そんな擬音が出そうな勢いで俺の肉棒から精液が吹き上がる。
瞬殺だった。我慢しないといけないという気持ちが沸いてくる前に、射精させられていた。
圧倒的な多幸感と快楽。脳みそが焼ききれそうなほどの気持ちよさが俺を襲う。
数分の射精を得て、やっと精液がとまる。
かろうじて理性は残った。もう、この快感は忘れられないだろうがなんとか理性は残った。だからこのまま意識を手放してー
「腰、ふっちゃえ♥️」
「あっ!♥️あぇっ!?♥️なんっ……ああああああああああ♥️♥️♥️」
甘すぎる囁きに薄れていた意識が叩き起こされ、俺の腰が勝手に動く。柔らかなふとももが、左右からぎゅっと肉棒を挟み込んでいる。余すとこなくその柔肌でつつみこんでるこの太もものなかを、俺の肉棒が激しく出入りする。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
こんなことしちゃだめなのに。早く腰を止めなきゃなのに。腰をふる度に「もう一回」がほしくなる。この快感を味わいたい欲求に抗えなくなる。
堕ちる。堕ちる。堕ちる。
俺の理性が。俺の意思が。俺の心が。俺の体が。俺の全てが。
自ら破滅へ向かっていく。彼女に従うことを望んでしまう。
もう、だめ。のうが、やききれる。
とける。きもちいいにとかされて、こわされる。
「くすくす…♥️はい先生、びゅー♥️びゅるるー♥️」
「あっ♥️おっ♥️や、あ、がぁああああああ♥️♥️♥️」
彼女の声に命令されて。俺の脳が射精命令を飛ばす。快楽の許容量は既に限界なのに、さらに射精の快感が襲いかかる。
射精をすればするほど甘菜のふとももはべとべとになってもっと気持ちよくなる。なにより、とめてと命令されていない俺の体は、彼女の太ももで腰を振り続ける。
「ほらもっと♥️腰振って♥️」
「びゅっくびゅっく♥️ぶびゅるるるー…♥️」
「腰ふる度に私のことすきになっちゃうよ…♥️」
「びゅー♥️びゅるるー♥️」
「射精したら好きな気持ちが倍増しちゃう♥️」
「ほら、これでなんかいめ?びゅー♥️どぷとぷー♥️」
「ほらまた……♥️」
「いけ……♥️」
「好きになれ……♥️」
「堕ちて…♥️」
繰り返される強制射精命令と増え続ける快楽。そして恋慕。脳の許容量を越えてなお増え続けるその快楽に俺の精神はどろどろにされて。
終わらない快楽に脳の全てがその快楽を受けることに使われ、彼女になにを言われていて自分か今なにをしているのかも分からぬままー
俺の意識はぷつんと途切れた。
ふぅ、と一息つくと甘菜は床に寝かせていた先生を椅子に座らせる。白い水浸しができるほどの精液はもう拭き終わったし、消臭スプレーで匂いも消しておいた。彼のポッケには次にしてほしい指示とリップでキスマークを描いた手紙を忍ばせておいた。これで終了だ。
目覚めたあとも彼はずっと消えぬ快楽に悩まされるだろう。自分がいなければ射精もできないよう徹底的にしつけた今の彼はもう二度とあんな生意気な態度はとらないはずだ。
甘菜にとってはもうなれたことだ。
この学校の先生も生徒も。校長さえ男は全員蟻地獄にはまった。今や自分の写真一枚をてにいれるために何でもする甘菜のおもちゃだ。
しかし、これで全員と言うことはもうこの学校に落とす相手がいないことを指す。甘菜にとってそれはつまらない現実だった。彼女は落とす過程が好きなのであって、落ちた後の男には興味がないのだ。
ふと、外をみる。事件なのかパトカーが走っているのがわかる。
ー今度は警察の人たちもターゲットにしてもいいかもしれない。
そんなことを思いながら、彼女は鼻歌交じりに帰路につくのであった。
2222
孤城落日 ~それは甘く蕩けるように~

12,159文字
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ヒーローギルドの陥落から既に一年が経過していた。既に世界中の国々が悪の組織ネオイービルの攻撃を受け実質的な機能停止に追い込まれているなか、未だに行方不明のヒーロー『ブレイザー』復活を願う声はやまない。ネオイービルという悪に対して、それだけ彼の存在は人々の心の支えになっていたのだと改めて実感する。
俺の名前は久遠 隆文。恐らくブレイザーが使っていたのと同じ力ーそしてネオイービルの作り出す怪人と同じ力ー魔人の力を身に宿し、ヒーローの真似事を繰り返す、諦めの悪い人間の一人だ。
伝説のヒーロー『ブレイザー』の失踪後、ネオイービルは急速に力をつけ、瞬く間に世界中に恐怖と破壊で支配した。ヒーローの芽を見つけては刈り取ることも行い、人類に光はないかと思われた。
しかし思わぬ奇跡が降りかかった。魔人の力を身に宿した人間の数が急増したのだ。一説ではネオイービルの怪人が増えたこととなにか関係していると考えられているが……そういう専門的な研究を行っているヒーローギルドは既に敵の手中であり、調べることはできない。
とにかくこうして急増したヒーローの素質を持つものが集まり独自のレジスタンスを作っている。現在、このレジスタンスこそがネオイービルに立ち向かえる唯一の組織である。まぁ、ブレイザーと違いその戦績には黒星が多く、レジスタンスの崩壊まで時間の問題とする人々も多いが、レジスタンスは独自の集まりであることが多くアジトや隠れ家の場所に法則性がないことからネオイービルも殲滅できないでいる。
それに、俺たちは最後の最後まで諦めない。ついさきほどヒーローギルド奪還作戦というレジスタンス史上類をみないほどの大掛かりな作戦への最終会議が行われた。この作戦にはほぼすべてなレジスタンス組織が参加する。
俺もレジスタンスのリーダーの一人だ。故に会議には参加し、様々なことをきめた。
決行日が楽しみだ。
「……お疲れさまです、久遠先輩」
もう全員寝静まった頃に俺が自分がリーダーを勤めるレジスタンスのアジトに戻ると、一人出迎えてくれる少女がいた。彼女の名前は「甘美 微菜」。こんな少女だが魔人の力を持つ俺と同じ人間の一人で、可憐な美少女かつうちのレジスタンスの紅一点だ。
「どこで誰が聞いてるかも分からねぇんだ。隠れ家でもコードネームで呼べって言ってるだろ?ショコラ」
「ぁ、えっとすみませんくどー…。こほん、シャドウ先輩」
「……まぁ、別にいいけどよ。」
最近ネオイービルの怪人のなかには名前をトリガーに力を使う怪人も現れた。そのため俺達はこうやってコードネームで呼びあうことにしている。俺のコードネームがシャドウ。彼女のコードネームがショコラだ。
「で、ショコラ。何のようだ?会議に行く前に全員寝てていいって言ったはずだが?」
「そうですね。でも、何だが寝付けなくて。…先輩がいないのが、不安だったのかもしれません」
彼女を保護したのは半年ほど前。ネオイービルの怪人のうち最も強力な怪人と遭遇したときだった。彼女が襲われ、殺されかけているのがみえた。
その怪人は炎を操る極めて有名な怪人だ。ブレイザーを殺したのはこの怪人ではないかと言われているほどに。まともにやりあっても勝機はなかった。だから、閃光弾を使って怪人の目をくらまし、その隙に助けた。彼女が魔人の力を身に宿していることを知ったのはそのあとだ。
この一件からか俺は彼女ーショコラこと甘美微菜に懐かれている。それ自体は嬉しいのだが同時に問題でもあった。
俺達はレジスタンス。明日の命は保証されていない。故に、俺だけに依存されてると俺が死んだときに彼女はまた路頭に迷ってしまうかもしれない。
それになによりー俺は彼女とか出来たことはない。女性への免疫がないのだ。
その上ショコラは間違いなく美少女だ。こんな荒廃とした世界でなければモテモテだったに違いない。栗色の髪の毛をボブカットしていて、眼鏡をかけている。瞳の色は琥珀色で吸い込まれそうだ。ミニスカートからのびる黒タイツで包まれた足は油断したら見惚れそうなほど妖艶な雰囲気を醸し出しており、身長こそやや低めなもののその胸は衣服の上からでも膨らみが分かるほど大きい。
その見た目、その容姿だけで男を夢中にするような魔性の体つき。そんな彼女が女性への耐性皆無な俺についてくるのだ。ドキドキを抑えるだけでも大変だった。
「あ、そうだ。シャドウ先輩、しってますか?今日は2月の14日目の日付なんですよ?」
「ん?あぁ……バレンタインデー、だったわけか」
レジスタンスをはじめてからまともに日付はみていない。何日たった、という感覚こそあるが最早バレンタインやクリスマス、自分の誕生日さえ考える余裕すらなかった。
「なので、これ……どうぞ。」
「え、ぁ……これ、チョコレートか!?」
「はい、何とかお金をためて…買ってきたんです」
ネオイービルによって壊滅したこの世界において駄菓子なんてかなりの高級品だ。瓦礫と土ぼこりにまみれたものならいざ知らず、ショコラのだしたそれは新品の板チョコだった。こんな世界になってからチョコを貰うなんて、人生分からないものだ。
「ありがとう。遠慮なくいただくよ。」
「はい、ハッピーバレンタイン……です先輩。」
「ははは……ハッピーバレンタイン、ショコラ。」
ショコラからチョコを受けとり口に運ぶ。食べたチョコは、人生で食べたどのチョコより美味しかった。ただーこんなに甘かったか?まぁ一年近く甘味を食べてなかったのだ。そう感じても可笑しくない。ありがとうと礼を言おうと彼女を見ようとしてー俺は彼女に倒れこんだ。
「ぁー……れ……」
急激に意識が飛んでいく。だめだと分かっていても、スイッチで消されたように意識が闇に堕ちていく。
「ふふっ……ブレイザーさんと同じ手で堕ちるなんて……やっぱり男の人は女の子から貰うチョコがすきなんですね……♥️」
ーブレイザー。
彼女の聞いたことないくらい甘い声から発せられた聞き覚えのある名前。その名前を思い出すことも出来ずにー
俺は意識を手放した。
目を覚まして、すぐに俺は理解した。
ベッドに寝かされている。拘束具はついていないが、牢屋にいる。衣服は全て脱がされており、パンツ一丁の状態だ。武器もない。
自分の記憶をたどり、最後に何があったかを整理する。あれだけ急な意識の混濁だったのに記憶ははっきり思い出せた。とどのつまり。
「目覚めましたか?先輩」
「あぁ、最悪の目覚めだよ、ショコラ。お前があっち側だったなんて思いもしなかった」
牢屋に入ってくるショコラに俺は言葉を吐き捨てた。急激に意識を失う前に食べたのは彼女のチョコ。なにより俺だけが牢屋にいて先ほどまで彼女は牢屋の外にいたということ。誰が見ても明白だ。彼女はネオイービル側の人間だったわけだ。そして、ショコラ自身もそれを最早隠すつもりはないようだった。
「私の本名はビータ、ですけどね……。ネオイービルの幹部ですよ」
「お偉いさんって訳か。で、そんなお偉いさんが半年も潜入して、俺になんのようだ?」
「とぼけないでくださいよ。ネオイービルがレジスタンスに聞きたいこと、なんてひとつしかないじゃないですか。シャドウ先輩……他のレジスタンスのアジトと計画を教えていただけませんか?」
ゆっくりとショコラーいや、ビータが近づいてくる。少しでも、少しでも情報をしゃべらせ、かつこちらの情報を渡さないために奥歯に仕込んだ自殺用の薬を噛み砕く準備をする。服は脱がされているが俺たちの体内には仲間達が情報を得られるように録音機が埋め込まれている。この会話も自動で録音されているはずだ。だから、死ぬ前に少しでも情報を引き出さないとー
「おっと、させませんよ」
俺が奥歯の毒薬を準備しようとした瞬間ビータはその動きに素早く気づき一気に距離をつめた。不味い。なにをされるか分からんが薬を噛み砕いてー
「ん……ちゅっ♥️」
「んっ……んんんっ!?!?」
なにが起こったのか分からなかった。理解するのに数秒かかった。今、俺の唇は彼女に、ビータに塞がれている。つまり、これは、キ……
「んちゅ♥️れる♥️れろれろれろれろ……♥️れりゅっ♥️んぢゅるっ♥️れぇ…れるれるれろぉ……♥️」
「んんんっ!?ん、んんん、ん……ぁ……♥️」
俺の脳が状況を理解するより僅かに早く彼女は次の行動に出た。俺の口の中に大量の唾液と共に舌を差し込んできたのだ。
甘い、甘い唾液。先ほどまで甘いものをほとんど食べてなかった口の中に極上の甘さとまるでとけたチョコか水飴のような粘性をもった唾液が口の中一杯に流し込まれる。
そして甘い蜜に口内を支配されている間にその唾液に包まれたぬるぬるで柔らかな舌が蹂躙する。歯茎の裏を舐め上げ、俺の舌に触手のように絡み付き、これでもかと言うほどに快楽を流し込んでくる。柔らかでみずみずしい唇も押し付けられ、俺の口に彼女のリップがこびりつく。抵抗など出来ない。いや考えられない。ただただ与えられる変幻自在な快楽と甘さに脳を焼かれ俺の思考はとろとろにとかされていく。
「んちゅ♥️ちゅるるるっ♥️らるれるれるっ♥️ぢゅるるるるる……ぷはっ♥️……くすっ♥️どうでした?私の『ストロベリーチョコキッス』は♥️なにかまだ、考えられますか?」
唇が離れたあとも俺の思考はとかされたままだった。とろとろになった頭の中に彼女の声が反響する。それだけでぞわりと背筋を舐め上げるような快感が走る。なにも考えられなくて、気持ちよくて、力が入らなくて……♥️
「ねぇ先輩……薬、のまなくていいんですか…?」
「……っ!」
彼女がそういうと同時に俺の思考が晴れる。そうだ。俺は今情報を与えないために自殺用の薬を飲もうとしていたのだった。思い出した俺は脱力し顎がうまく動かせないような口で、それでも出せるだけの力で奥歯の薬を噛み砕く。
薬が弾け、甘い味が口内に広がりー
……あま、い?
「っぁ……あ、ああっ!!♥️」
「くすっ……♥️疑うことを知らないんですか?先輩……♥️」
ビータな口を開き舌を見せる。舌の上には紫と緑で出来た小さなカプセルがあり、ビータはそれをおれに見せつけると牢獄の隅へ投げ捨てた。間違いない。あれがおれの奥歯に仕込まれてた毒薬だ。さっきのキスのあいだに俺は奥歯の薬をすり替えられていたのだ。ビータによってすり替えられ、俺が今しがた噛み砕いたその薬は強烈な惚れ薬だったようだ。急激に心臓の鼓動が早くなり、ビータを見てるだけでドキドキがとまらず胸が締め付けられるような感覚に襲われる。頭の中が桃色に染まりビータの柔らかな胸やふともも、何より先ほどまで俺を夢中にさせたあの唇からめがそらせない……。
「もうすっかりお薬効いちゃってますね……♥️先輩のおめめ、すっかり蕩けて……とっても可愛くなっちゃってますよ……♥️その証拠に……ほら……♥️」
ビータは人を小馬鹿にするような笑みを浮かべると自らが身に付けているミニスカートの裾をつまみ、すーっと持ち上げる。必然的にスカートがたくしあげられ、黒いタイツに包まれた魅惑の太ももがゆっくり露になっていく。しかし、なおスカートはめくりあげられていく。その様子からめをそらすことは出来ない。
スカートの奥が見えるまであとすこし、あと3センチ、2センチ、1センチ……
「くすっ……♥️」
あと、5ミリもない。そのタイミングで彼女は裾から手を離した。見えそうだった奥も、目を惹き付けてやまない太ももも再びスカートの暗がりに隠れてしまう。
「先輩、すごく残念そうな顔、してますよ……♥️敵の幹部のパンツ、そんなに見たかったんですかぁ……♥️」
「ぁ、それ、は……」
彼女の言葉を否定できなかった。それくらい、今の俺はビータに……ショコラに、メロメロになっていた。敵であることは理解している。でも、そんなことどうでも良くなるほど俺の心は彼女への恋心に侵されていた。それが例え、作り物の恋慕だとわかっていてもなおその甘い感覚に身を委ねたくなるほど、既に俺はショコラに夢中になっていた。
「先輩……♥️私のからだ、味わってみたくないですかぁ?ちょこれいとより甘い、私の魔性の身体……味わいたく、ないですかぁ……?」
そして。
そんな様子の俺をみてショコラは次の誘惑に切り替える。俺を虜にすることを目的とした誘惑から、彼女の目的を果たすためのに。
「もし、先輩が私の質問になんでも答えてくれれば……先輩に私のからだ、食べさせてあげますよ……♥️例えば……」
ショコラはそこまでいうと一度言葉を切り、俺に向けて吐息をふぅ~…っと吐き出す。はきだされたその吐息は明らかにただの息ではなく桃色のガスとなって俺の顔に吹きかかる。ぞわりとする快感。脳みそを腐食し溶かすように、一息しただけでどろりと思考が融解される甘い吐息が吹き掛けられ、辛うじて逃げようともがいていた俺の力がガクンと抜ける。脳内に直接影響を与えられてるからか、視界はまるで桃色のフィルターでもかけられたかのように周囲が見にくくなる。しかし一方でショコラ自身はくっきりと見える。背景が桃色に包まれたためか、それともこれもガスの影響か。さっきまでよりショコラの身体がはっきりと見え、目がそらせなくなる。
そんな俺を横目にショコラはその白い指先を自分の唇に向け、なぞり始める。今しがた桃色の吐息を吐き、先ほど俺の唇を奪って蹂躙した、みずみずしくて、柔らかいショコラの唇。さっきまで味あわされた快感が嫌でも想起させられる。
「先輩の唇、また奪ってあげましょうか……?水飴みたいに甘くてとろとろの唾液を先輩の奥地に流し込みながら……舌で口内レイプして……キスだけで我慢できずにノーハンド射精……♥️気持ちいいと思いませんか……?」
「ぁ、ぁ……♥️」
ショコラの甘い声が、俺の脳内に彼女の言葉通りのイメージを鮮明に作り出す。さっきのキスで味あわされた何もかもをなめとかすようなキス……。それを頭がおかしくなるまで何度も何度もされて、唾液を飲まされて、舌をなぞられて、抵抗する力も奪われながら一切触られることなく射精する自分……。そんな様子を妄想してしまえば自分が更に弱くなるとわかっているのに、彼女の言葉はまるで操り人形を動かす糸のように彼女の言葉通りの妄想を強制させられてしまう。
「それとも先輩は私の足の方が好きですか?このタイツ、とってもスベスベで気持ちいいんです……♥️このタイツをつけた私の柔らか太ももで先輩のおちんちん挟んでずりずり……♥️あまりの気持ち良さに腰がくがく動き出して止められなくなっちゃいますよ……♥️ええ、絶対にそうなっちゃいます♥️自分の意思とは関係なく快楽に操られてへこへこしながら自滅射精……♥️とっても惨めで情けなくて……癖になっちゃいますよ……♥️」
「や、ぁ、ひぁ……♥️しょこ、らっ……やめっ……♥️」
今度は反対の手で太ももをなぞりあげながら強制妄想の言霊を流し込まされる。既に脳をとろかされた俺の頭に彼女の甘い声が反響し、糸を繋いで脳を動かさせる。
ショコラの太もも。むちむちで柔らかくて、見せつけられたら目がそらせなくなるほどのふともも。その太ももを包み込むさらさらしてそうな黒いタイツ。俺の肉棒がそのタイツ越しの太ももに挟まれる……。そんなこと考えただけで脳内に快楽が走る。だが、実際には俺の肉棒にふともとが絡み付いているわけではない。その筈なのに俺の頭は自らが想起した「太ももに肉棒を包まれその間で腰を振る」妄想から、存在しない快楽を作り出す。
明らかに異常だ。こんなことあり得ない。なにか、恐らく先ほどの吐息になにか仕掛けがあったに違いない。だが、それ以上を考えることはできない。
ショコラを見ているだけで存在しない幻の太ももが、そのタイツのすべすべの感触が俺の脳内を埋め尽くしまともな思考を壊してくる。
頭のなかは最早ショコラのことで一杯。だが現実の肉棒には何も触られていない。全身がむずむずとしてある欲求が強くなっていく。
「それとも先輩は……」
それでも、ショコラの誘惑は止まることを知らず。
唇をなぞっていた指はゆっくりと下へ、太ももをなぞっていた指は少し早く上へむかい……
「この、おっぱいで、苛めてほしかったり、するんですか……?♥️」
「ぁ……♥️」
俺の目の前で、おっぱいを見せつけてきた。
「先輩、好きでしたもんね私のおっぱい……♥️稽古のときや、会議のときもチラチラ見つめて……♥️ちょっと屈んだりして谷間を見せるとすぐ、見とれてましたもんね……♥️」
「な、そん、な、こと……」
「知らないと思ってたんですかぁ?……ばればれ、ですよ?♥️ばぁ、れぇ、ばぁ、れっ♥️」
バレていた。気づかれていた。急激に恥ずかしさが込み上げてくる。耳まで真っ赤になってるのが自分でもわかる。
「でも、仕方ないですよね……♥️男の子はおっぱい好きですもんね……♥️ねぇ、先輩……♥️このおっぱいでおちんちん、挟み込まれてみたくありませんか……?」
「……なっ…」
「マシュマロみたいに柔らかぁくて……ミルクたっぷりのチョコレートのようなあまいにおいがする私のおっぱいに先輩のおちんちんをいれちゃうんです……♥️きっと先輩のおちんちんの大きさなら全部包み込まれちゃいますよ……♥️亀さんも裏筋も竿もぜぇんぶつつみこまれてたっぷたっぷ……♥️我慢しようとする心もとろとろにされて……一度射精したら手遅れ……♥️射精の快楽とおっぱいの快楽があわさって絶頂……絶対に止まらなくなりますよ♥️」
「ひ、ぁ、ぁぁあ……♥️」
羞恥を煽り、動揺した心に強制妄想の言霊を流し込まされる。柔らかで、もちもちのショコラのおっぱいに包み込まされる感触を脳内が勝手に想像し、存在しない快楽を産み出す。現実にはなにもされていないのに、脳内だけで何度も射精させられる。もう頭のなかはショコラで一杯だった。めちゃくちゃにされたい。犯されたい。彼女の身体を、味わいたい……!
理性が擦りきれ、我慢は限界に達し、俺の手は自分の股間へ伸びてー
「ぁ、だめですよ先輩。ストップです、ストップお手々、止めてください」
「なっ……ぁっ……」
しかし、それを彼女が許してくれるわけがなかった。彼女から放たれた言葉一言で俺の手はあと少しでオナニーできるという位置で止まってしまう。扱きたい。オナニーしたい。快楽が、ほしい。どれだけ願っても俺の手はぴくりとも動かない。
察してしまう。分からされてしまう。俺の手は……いや、俺の身体も脳もすべて……気づかぬうちに彼女に支配されてしまったのだ。
俺という人間のすべては最早俺より彼女を……ショコラを優先するように書き換えられてしまったのだと。
「気持ち良くなりたいなら……先輩、教えてください……♥️レジスタンスの他のアジトの場所は、何処ですか?♥️」
限界まで高められた性欲に彼女の甘い声。精神をどろどろにとかした上で甘いエサをちらつかせるショコラに……
俺はもう耐えることはできなかった。
「話す……話す話しますなんでも話すからっ……イ……イかせっ……イかせ、てっ……♥️」
「はい、分かりました♥️先輩♥️」
ひどく情けないオネダリにショコラはあっさりと答えるとー
「それじゃぁちゃんと、答えてくださいね♥️センパ……イ!♥️」
ずにゅんっ♥️
「ーぁ♥️」
それは、あまりに一方的で暴力的な快楽だった。こっちがおれた瞬間に彼女は自らのシャツのボタンを2つ程はずして胸のしたに隙間をつくるとそのままその谷間のなかに俺の肉棒を包んでしまったのだ。柔らかでむちむちで。想像してた快楽の数倍以上の快感と多幸感が状況を理解してから一呼吸おいて流れ込んでくる。
「ぁ、だぁ、や……♥️」
これは、まずい。
思考が文字通り溶ける。脳みそが無理矢理おっぱいのことで埋め尽くされ、あらゆる優先順位を強制的に書き換えてくる。そんな感覚を覚える、魔性の乳房。包み込まれているだけなのに快楽が止まらない。まだ動かしてないのに谷間に肉棒が包まれている幸せですべての力が抜けていく。そんな中で彼女の拷問が始まる。
「では先輩、先ほどの質問を繰り返しますが他のレジスタンスのアジトはどこですか?答えてくだされば……もう、わかりますよね?♥️」
手が触れられるわけでもなく、ショコラは軽く胸をたぷんとゆらした。なんてことはない、少しだけ身じろぎして谷間の海に『波』を少し起こしただけ。ただそれだけでーー
「ぁ、やぁぁぁあっ……♥️」
ふわふわむちむちの柔らかな乳肌が肉棒の敏感な部分に吸い付いては離れる。亀頭、裏筋、鈴口からカリ首、無論竿もふくめて肉棒に極上の快楽を流し込む。流し込まれた快楽は股間から背筋を通って脳髄に響き俺のわずか残った理性さえ消し飛ばしてくる。そのうえ、刺激としてはあと一歩足りない。射精ができそうでできない快楽は俺の射精欲を煽るのに十分だった。
レジスタンスのアジトは複数ある。だから、一個いってしまっても問題はない、筈だ……。
「ひ、ひとつ、は……S地区の……南、にあるっ……倉庫街の……赤い、屋根の……」
「へぇ、あそこにあったんですねぇ。ありがとうございます先輩♥️ほらご褒美ですよぉ……♥️」
むちむちむちむち。にちゅにちゅにちゅにちゅ。
そんな音をたてるようにショコラは柔らかな胸を肘で挟み込み肘を閉じることで乳圧を高める。同時におっぱいに微弱な揺れを与え、先ほどよりも強い波を何度も起こす。
「あ゛……ごれっ……や、ば、ぁぁああああああ♥️♥️♥️」
人の言葉とは思えない、獣の叫びのような喘ぎ声が止まらない。乳圧が高まりおっぱいの細胞一つ一つが肉棒に余すことなく吸い付いてきて、それがランダムに吸い付いてはなれて吸い付いてはなれてを繰り返す。思考がバチバチとショートし我慢しようとする力さえ入らない。口はだらしなく開けっぱとなり、息をするのも忘れそうな程、意識をこの快楽を与えてくる柔らかな果実に向けさせられる。
精液が一気に競り上がる。尿道をかけあがり、竿を通って今……
「はい、ストップです♥️」
「ひ、ぎぁ……!?」
あと少しあと一秒ふれあってただけで射精できたのに。彼女は肉棒を谷間から解放した。その瞬間訪れる名残惜しさ。まるでタバコやお酒の中毒に陥った物がその対象を奪われたような空虚さと喪失感。それに快楽でとろとろとなった俺の精神が耐えきれるわけもなく。
「なんでっ……おねがっ……ショコラっ……♥️」
「あ~……私の本名はビータといったのに……まぁ先輩にとっては私は敵の幹部のビータではなくかわいい後輩のショコラ、ですものね……。それにしてもすっかり、できあがってますねぇ……♥️もうすっかり中毒になったお顔です……♥️」
できあがっている?中毒?わからない。理解が追い付かないショコラは何をいっている?
だが俺の思考はすぐに潰される。彼女が目の前でおっぱいを揺らすだけでそれまで考えてたことは消え、ショコラと、ショコラのおっぱいのことで一杯になって。
「先輩はもうすっかり私のおっぱい中毒に落ちてるんです。私のおっぱいで責められたくて責められたくてたまらないおばかさんになっちゃったんですよ♥️その証拠におっぱい揺らしただけでもうなにも考えられなくなってますもんね……♥️ほら、先輩……♥️さっきレジスタンスのアジト答えるとき『ひとつは』っていいましたけど……つまり他にもあるってことですよね……♥️教えてくれたらもっと気持ちいい続き……してあげますけどどうします…?♥️」
彼女が再び拷問……いや、ただの質問を再開する。そして、俺に選択肢はない。ショコラに聞かれた質問に全て正確に答えるだけ……。それだけでショコラのあのおっぱいを味わえる。それならば俺に選択肢などあるわけがなかった……。
「……ん、聞きたいことはこれで全部、ですね……♥️ありがとうございます、先輩♥️これで先輩を射精、させられますね♥️」
どれくらいの質疑応答があっただろうか?
満足そうな笑みを浮かべるショコラ。しかし、俺にそれをみる余裕はない。何故なら俺の肉棒は既に彼女の谷間で何度もすんどめされているからだ。
彼女の質問に俺は知っている限りの情報を話した。レジスタンスの他のアジトの場所、リーダーの名前、その能力、各レジスタンスの構成人数から明日の作戦の内容まで……。自分はレジスタンスのリーダーで、ショコラの正体は敵の幹部であるとわかっているのに……そんなどうでもいいことより俺はショコラと、ショコラのおっぱいを選んだのだった。
そして答える度にその柔らかおっぱいで『ご褒美』をもらう。互い違いに挟まれたり、乳内をなみだたせ激しい波を起こしたり、そのパイずりは様々な方法で行われーしかし今に至るまで俺は一度も射精をさせてもらえてなかった。
「ほら、みてください先輩♥️私のおっぱいのなか……チョコレートでとろとろですよ……♥️」
そう言われてふと谷間をみる。谷間はいつの間にかとろとろに溶けたあたたかなチョコレートで一杯だった。チョコレートは普通のチョコよりぬめりと粘りけがあるように見える。いつの間にか、こんなことになっているんだろうか?彼女がチョコをかけるところなんてみてなかったのに。
でも、いつの間にか谷間はチョコレートでぐちょぐちょで、周囲には甘い匂い……ミルクのような匂いがして。
ーまさか。
「先輩、勘が鋭いですね♥️私のおっぱいミルクをチョコレートに変えたんです♥️触れてるだけで敏感になって、感じるほど私のことがより好きになっちゃう……媚薬ミルクチョコレートローションです♥️これでパイずりなんてされたら……ふふっ……先輩どうたなっちゃいますかね?♥️」
だめだ。やめてくれ。そんな、ただでさえもう、何度もすんどめされて、限界なのに。谷間に溢れたチョコレートが肉棒に少し触れただけで、そこがビリビリしびれてしまうほど敏感になってしまうのに。今、そんなこと、されたらー
「それじゃぁ先輩ー壊れちゃえ♥️」
ずちゅん♥️
ずっちゅずっちゅ♥️
にちゅにちゅにちゅにちゅ♥️
ずぬりゅん♥️ぬちゅるん♥️
「が…!ぁ、ぁぁああああああああ!!!」
俺の恐怖を押し潰すように、彼女の媚薬ミルクチョコレートローションのパイずりがはじまった。ただでさえ柔らかくて暖かくてもちもちしていた彼女のおっぱいか、チョコレートローションでより滑らかな動きになる。しかも、おっぱいの細胞が吸い付くような感触は変わってない。いや寧ろチョコレートによって粘りけを表面に得たことでより強く吸い付き、離れるときも快楽を落としていく。そのうえおっぱいの乳圧は手で高められた上でこねくり回すような動きで射精を強要させてくる。
「だ、ショコラ、ショコラだめこれ以上だめ壊れ可笑しくなるあああああ!!!」
「いいんですよ先輩♥️だめになって、壊れちゃって、可笑しくなっても♥️先輩も飼ってあげますから♥️ブレイザー先輩みたいに先輩も私直属の怪人に変えてあげますから♥️だからもっと感じて、もっと好きになっていいんです♥️恋慕に焦がれて、快楽にとかされて、レジスタンスのリーダーからおっぱい星人にジョブチェンジして……♥️二度と戻れない変態さんになってください♥️ほらほらほらほら……♥️」
どんどんおっぱいの動きが早くなる。彼女の言葉の意味が理解できなくなる。それに使う脳の処理が足りない。声を聞くだけでも快楽が走り、おっぱいとミルクチョコレートでぐちゃぐちゃの脳内に響いて気持ちよくて。こしががくがく、震えて。精液あがってきて。
「イッちゃいますか?いいですよ♥️もう私のおっぱいのこと……おちんちんも心も大好きになって射精してしまいましょうね♥️ほらイく♥️絶対イく♥️我慢できない♥️我慢したくない♥️ほら、ほら、ほらー」
「イけ♥️おバカな先輩♥️」
「ーっぁ……ぁぁぁあああああああああ!!」
どくどく、どぷんどぷん。
大量の精液が溢れ出した。射精の快楽とパイずりの快楽で脳が焼ききれそうな程気持ちがよくて。それでも彼女のおっぱいはとまらなくて。
「ーイけ♥️」
「ぁーが、ぁなんでぁあああああああああ!!」
びゅるるるっどくどくっ……。
彼女の命令によって射精中に更なる絶頂が訪れる。自分のからだが完全に彼女に屈服していることを表す強制絶頂。永遠にとまらない。精液が、絶頂が、快楽が。とまらない。
「イっちゃえ♥️イってください♥️イけ♥️イけ♥️イけ♥️もっとーイっちゃえ♥️」
「っっっっっー……!!」
最早声はでない。パイずりと媚薬と声と強制絶頂。
その人ならざる快楽に……俺は……
意識を手放した。
それからの後日談。
レジスタンス決死の作戦はしかし大失敗に終わった。司令塔となる筈だったレジスタンスの崩壊、同時に作戦をあらかじめ知っていたかのような怪人の配置に。レジスタンスは手も足も出ずに敗退。
やがてネオイービルは世界征服完遂を宣言することになる。その総帥の隣でもっとも功績を与え秘書としての地位を得たのは美少女の姿をした怪人だったという。
そして彼女の部下には炎を操る怪人と影を操る怪人が。それぞれ彼女の敵を殲滅し続けたという。
最早人類に抗う術もなく、ヒーローという地球最後の牙城は、人類最後の希望は。甘くとろけるような誘惑に屈し、滅びたのだった
33
勇者とセクシーギャルの遊び人 最終話(前編:爆乳パイズリリレー)
勇者とセクシーギャルの遊び人
#4

36,150文字
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「えーい!」
「それぇっ!」
「やぁんっ、いったぁ~いっ♡」
(うっ♡ うおぉ……♡ くぅ……)
勇者の目の前で戦闘が繰り広げられていた。
戦っているのは仲間である女遊び人の3人だけで
勇者は参加せず、ただ見守っている。
「あ、やっつけたわ!」
「あと一匹ね~」
「うふっ、じゃあ私が……はぁい。捕まえたぁ♡」
最後に残った1匹のスライムが抱え上げられた。
「最後まで生き残った子にはサービスよぉ♡」
「わぁ」「きゃっ〜」
(おおっ、あれはぁっ♡)
「ぱふぱふぱふ……♡」
女遊び人はスライムにぱふぱふし始めた!
おっぱいに挟まれたスライムは実に気持ちよさそうにしている。
「じゃあ私も~」
もう1人の女遊び人もぱふぱふに加わった!
スライムはダブルぱふぱふでウットリしている……
「ぱふぱふぅ♡」「ぱふぱふ~♡」
(お、おおっ、ぐおぉ……♡)
「楽しそー♪ 私も入れて~」
3人目の女遊び人もぱふぱふに加わり、トリプルぱふぱふが完成した。
スライムがおっぱいを3方向から押しつけられている光景に勇者の目は釘付けだった。
「ぱぁふぱぁふ♡」「ぱふぱふ~♡」「ぱふぱふ♡」
(んああっ♡ ぱふぱふぅ……♡)
女遊び人は皆、おっぱいが凄く大きくて爆乳と呼んでも差し支えないサイズだ。
それらはバニーガールの衣装を高く持ち上げ、巨大な山脈を形成している。
「ぱふぱふぱふぱふぱふぱふ……♡」
(ひ、ひとりでも……すごいのにぃ……ゴクリ
ふたりどころか、さんにんでぇ!!
はぁはぁ♡ エッチすぎるぅぅ……♡)
大きく露出した胸元からは見事な谷間を覗かせており、
そんなセクシーな谷間を形成するトリプル爆乳で
ぱふぱふをしてもらっているスライムが羨ましくて堪らない。
(いっぺんにぱふぱふ♡されたらぁ♡……はぁはぁ♡ お、おれにもぉ……♡)
「クスクス♪」
興奮が抑えられない勇者は無意識の内にフラフラと近付いていくが、
その時、女遊び人の1人と目が合った。
彼女は勇者は小馬鹿にするような笑みを浮かべている。
(し、しまった……)
勇者は足を止め、顔を背けた。
女遊び人達とは完全な仲間という訳ではなく、
ある条件の元でパーティーを組んでいるのだった。
(今回は魅了される訳にはいかないんだ! でないと、また……)
ここで話は一度、過去へと遡る。
勇者が1人の女遊び人に完全管理された後の話まで……
1人の女によって勇者の冒険は変わった。
彼女の名はパイン。セクシーギャルの女遊び人である。
最初は賢者に転職してもらう為に仲間にしたのだが……
美人で爆乳でスタイル抜群なパインに初対面から心を奪われると、
彼女の色仕掛けによってジワジワと籠絡されていく。
そして、パインに全てを捧げ、完全管理される身となってしまった。
「え~銀行のゴールドがもう無いの?
流石に使いすぎたかしら……?
でも、まだ手持ちはあるから大丈夫よね♡
それにあたしには……」
むにゅっ♡
(んほぉぉ♡)
「頼りになる勇者ちゃんがいるんだもん♡
だから、あたしは安心して遊んでられるの♪
そうでしょう? むっつりスケベの勇者ちゃん♡」
→はい……♡
いいえ
パインが激しく散財したり勝手に別行動しても完全管理を受け入れた勇者は何も言えない。
「うふふ。そうよねぇ♪
特に勇者ちゃんはおっぱいが大好きだから……
このおっぱいで、お顔やおちんちんをぱふぱふ♡って
してあげれば、な~んでも言うことを聞いてくれるもんね♡」
(は、はぁはぁ♡)
「ほら♡ 勇者ちゃん……♡
パイズリとかぱふぱふはもういらないのかな?
ぱふぱふ♡ ぱふぱふ♡ ぱふぱふぅ♡」
むにゅん♡ もにゅん♡
(ああっ、おっぱい♡ ほ、ほしいよぉ♡)
「あたしの体で気持ちよくしてもらいたいでしょう?
それなら、ゴールドを稼いできなさい♡
あたしが楽しく過ごす為にね♪」
(は……はひぃぃ♡)
勇者はパインの犬だった。
だが……その関係がパーティーを財政難へと導いていく。
勇者が死に物狂いで稼いでも彼女の浪費を賄う事はできず、
補填する為に売却可能なアイテムを全て売り尽くしたが焼石に水……
結局、手元に残ったのは売却できない重要アイテムと勇者の最強装備だけになった。
(も、もう限界だ! これ以上は無理だ!)
勇者は宿で2人きりになると鬼気迫る表情でパインに訴えた。
「確かに、今後の事について話し合う必要があるわね。
でも、今日はもう夕方だし明日にしない?」
(な、何を悠長な事を……)
「そんな顔をしないでよぉ……
私だってちゃんと反省はしてるのよぉ。
ちょーっと使い過ぎちゃったかなって」
(絶対、嘘だっ! この人が反省なんて!
もう絶対にゆずらないぞっ!)
「そのお詫びとしてさ……
今日はたっぷりと気持ちよくしてあげるわ♡」
(え……♡ う、そ、その手には……)
「あはっ、顔が緩んだわねぇ。
最近はご無沙汰だったから大分溜まってるんでしょう?
そんな悶々とした状態じゃあ、無理よ~
スッキリしてからの方がちゃんとお話できるんじゃない?」
むにゅん♡ むちぃ……♡
パインが体を見せつけながら勇者に迫る。
(く、くふぅぅ……)
勇者の頭は拒否しろと命令しているが、
骨の髄まで籠絡された体は言う事を聞かない。
舐め回すようにパインを眺め、胸の谷間に視線を落としている。
「クスクス……ほら♡ 今だっておっぱいに夢中じゃない♡」
パインが顔に手を添え、勇者の視線を谷間から
自身の美しい顔へとグッと動かした。
(ぐぅ……♡ ああっ♡)
見つめられながら顔を優しくさすられていると、
勇者の判断力が奪われていく。
「ね♡ そうしましょ?
勇者ちゃん……♡ おねがぁい♡」
→はい……♡♡
いいえ
「あ〜ん♡ 勇者ちゃんは本当に良い子♪
じゃあ……さっそく甘えていいわよ♡」
(はぁはぁ♡ おっぱい♡ さわりたぁぁい♡)
「きゃぁん♡ あははっ♡
それでいいのよ♡ 今夜はたっぷり楽しませてあげる♡」
その後、勇者は溜めこんだ精液をパインの極上ボディで吐き出した。何度も何度も……
「んひぃぃ♡ いぐぅぅぅぅ♡」
どびゅるるるっ びゅるるるっ
「あははっ♡ 気持ちよさそうね♪ でもまだ足りないでしょう?
勇者ちゃんが満足するまでもっともっと出していいのよ♡」
(はへぇ♡ んへぇぇ……♡)
口内、手、太もも、足、お尻、おっぱい。
勇者は様々な箇所で精を搾り取られ、パインの体を汚しまくった。
そして、何も出なくなると自分が汚した体の掃除をし……
最後は綺麗なおっぱいでぱふぱふされながら眠りについた。
至福に包まれながら勇者は考えを改めたのである。
(たまにでもこうしてもらえるなら……いいなりでいい……♡
もっとがんばれば……なんとか……なる)
だが、その翌日には残酷な現実が待ち受けていた。
勇者が目覚めると、パインの姿と最強装備が消えていたのである。
(そ、そんな……うそだ……)
勇者はパインを探し回ったが、姿はおろか足取りすら掴むことが出来なかった。
そうして進展がないまま時間だけが経過していき、ようやく悟った。
自分は利用価値無しと判断され見限られたのだと……
勇者は捨てられた事実を受け入れられず喪失感に苛まれた。
(ああ……パインさん……うぅっ♡)
パインとの事を思い出してオナニー三昧。
ろくに戦う事もできず漫然と日々を過ごしていた。
(もう一からやり直すしか……道はない)
だが、時間と共に勇者の傷は癒えていき、前向きになれた勇者は体制を整えていく。
まずはオナニーを止めて規則正しい生活に戻した。
その後、素手で戦ってゴールドを貯め、装備品を調達。
過去の自分と決別する為、たくさん本も読んだ。
結果、性格は「むっつりスケベ」から「きれもの」に変わった。
1日の戦闘回数も増え、ゴールド銀行にも金が貯まっていく。
それはまるで打ち捨てられた城が再建され、より強固な城が建造されていくようだった。
(やっとここまで……来た)
そうして勇者が完全復活した頃……
彼に新たな出会いが待ち受けていたのである。
「あの、いきなりだけど……あなたって勇者よね?」
勇者はアリアハンのゴールド銀行の前で突然声をかけられた。
振り返った先にはバニーガールの2人組。
(だ、誰だ? それにこの格好は……)
「勇者だよね~?」
→はい
いいえ
「やっぱり♪ よかった~やっと会えたよ~」
「ここで待ってるのが正解だったみたいね」
(やっと? 待ってれば……?)
「あ、私は女遊び人のユナよ。こっちはリリアン」
「リリもユナと一緒で女遊び人だよ~」
ユナは黒髪ロングで落ち着いた雰囲気。
端正な顔にキリッとした大きな目の持ち主で
まさにクールな美人といった佇まいである。
一方、リリアンは茶髪のセミロング。
彼女の目は逆に垂れ目で可愛らしい感じだ。
(お、おぉ……♡)
2人とも別タイプの美女である。
こんな女性2人組に声を掛けられたら、
どんな男だって気分が良くなるに違いない。
(ちょっとまて……女遊び人……美人でスタイル抜群……
まるでパインさんみたいな……)
しかし、今の勇者にはそれは当てはまらない。
むしろパインを彷彿させる美人は拒否反応を引き起こす。
(女遊び人なんて……二度と関わりたくない)
実に勇者の行動は速かった。
2人を放置して建物の出口へと走り出す。
「ちょ、ちょっと~待ってよ!!」
ユナとリリアンが慌てて追いかけてきたが、勇者は待たない。
建物の外に出るとすぐにルーラを唱えようとした。
「きゃあっ!!」
「いたたた~」
だが、突然、聞こえてきた悲鳴に詠唱は中断させられる。
勇者が振り返るとリリアンが派手に転んでいた。
彼女はちょうど大きな胸を揺らしながら起き上がっている所だった。
(お……おぉ……♡)
「勇者!」
そこへ遅れてユナが走って追いかけて来た。
転んでいるリリアンを追い越して勇者に追いついた。
ぶるんっ♡ ばるぅん♡ ばいぃんっ♡
(んおっ♡♡ お、おっぱい……♡)
「つっかまえたぁっ!!」
むぎゅぅぅぅぅ♡
(んおお……♡)
ユナは勢いよく勇者に抱きついた。
揺れに揺れていたおっぱいがぐにゅうぅ♡と潰れながら
勇者の体に押しつけられていく。
「も~勇者ったらひどいよ~リリ、転んじゃったじゃない……」
むにゅん♡ むにゅぅぅ♡
(あっ♡ むねが……♡)
ユナの反対側からリリアンも抱きついてきて、
勇者は2人の体でサンドイッチされる形になる。
「何でいきなり逃げるのよ?」
「そ~だよ! 話くらい聞いてよ~」
彼女達が豊満な胸の持ち主だという事は認識していたので、
勇者はあえて見ないようにしていたのだが……
結局、おっぱいに気を取られ掴まってしまった。
(ああ……や、やわらかぁ……♡ いい……におい……♡)
「私達ってね、ある人に頼まれて勇者を探してたの」
「そうそう。だからさ~リリ達と一緒に来てくれない?」
「ね……♡ おねがい~♡」
むにゅぅぅぅ♡
おっぱいの押しつけが強まると、いよいよ股間も膨らんでしまう。
柔らかい感触といい匂いが勇者の体と心をジワジワと浸食していく。
だが、勇者は負けなかった。
(ああ♡ くぅ……でもぉ……だめだぁぁ!!)
「きゃっ」「わぁっ」
「え~ちょっと何?」
(女なんて信用できない。美人なら尚更だ。
きっと彼女達の目的も碌でもない事に違いない……)
「ふーん。聞いてた話と違うね。だったら……」
2人を警戒しつつ勇者は再びルーラを唱えてこの場を去ろうとする。
「おうじゃのけん」
(!?)
「ひかりのよろいに~ゆうしゃのたてでしょ。
えっと……あとなんだっけ?」
「グレートヘルムね」
(な……なぜ……?)
だが、ユナの言葉に詠唱を止めざるを得ない。
何故なら、彼女達が挙げたアイテムは失った最強装備だったからである。
「勇者がリリ達と一緒に来てくれるならさ~
今言った装備品を返してあげれるのよ~」
(ほ、本当か!? しかし、罠の可能性も……)
勇者は疑いの目で2人を見ている。
「ユナ~リリ達、信用されてないみたい」
「ま、そりゃそうよね。でも、これを見てもまだ疑うのかしら?」
(……!?)
勇者はユナが取り出した剣を見て驚愕する。
それは過去に所持した中では最強の武器である「おうじゃのけん」だった。
「あははっ、勇者ったらびっくりしてる~」
「偽物じゃないわよ。なんなら確認して」
(本物だ……。何故これを彼女達が?)
「色々聞きたそうな顔をしてるけど、
これ以上は一緒に来てもらわないとね」
「そうそう~だから早くいこ~よ♪」
(まだ、信用したわけではないが……
他の装備品も持っている可能性は高いな……)
考えた末、勇者は同行するのを承諾した。
「懸命ね。ちなみに場所はね……ふふ♪
ここに入ってるメモに書いてあるわ♡」
ユナが爆乳を勇者の前に突き出した。
大きなおっぱいが作り出す魅惑の谷間が勇者を誘うように鎮座している。
(ぐ……くそ、またか……)
「さ、勇者♡ おっぱいの中から取って♡」
「勇者~早くとったげなよ♡」
(うう……♡ その手には乗らない……っ)
勇者は触りたい気持ちを抑えこみ、ユナには自分で取るように言い放った。
「ふーん。そう。つまんないの」
「勇者~後で後悔しても知らないよ~」
ユナは不満げに胸からメモを取り出し、勇者に渡した。
「じゃあ、ルーラよろしくね♡」
むにゅっ♡
(うおっ♡ かおが……ち、ちかい♡)
「さ、はやいとこ行こう行こう~」
むにゅん♡
勇者がメモに視線を落としている間に、ユナとリリアンが抱きついてきた。
(うぐ……ぅ♡ くそっ、はぁはぁ♡
ま、まけて……たまるかぁっ)
勇者は心地よい感触と目の前にあるユナの綺麗な顔に動揺してしまう。
それでも、なんとかルーラを唱え目的の街へと飛んだ。
「あ~またやってる~」
「好きねぇ……」
勇者は2人に先導され一軒家に入り大きな寝室へと辿り着いた。
そこでは大きなベッドの上で若い男女が行為に及んでいた。
(うお……っ♡)
ズチュンッ♡ ズチュンッ♡
「ぐほぉぉぉっ♡ あふぅっ♡」
2人は勇者が熱い視線を送っても来た事に気付いていない。
特に男の方は女から一方的に責められていて全く余裕がなさそうだった。
「うふふっ、おちんちんがビクビクしてるわよ♡
もうお漏らししちゃうのぉ?」
(え? こ、この声は!? ま、まさかっ、俺を呼んだのは……)
勇者は女の声を聞いて我に返った。
その反応に気が付いたユナがクスッと笑う。
「ふふっ、もう分かったみたいね♪ 誰があなたを呼んだのかを」
女が3人に気が付いて顔を上げた。
勇者はその顔を見た途端、表情を歪めた。
(!? や、やっぱり……)
女はかつて仲間だった女遊び人のパインだった。
パインは3人にウインクすると再び視線を落とした。
「ね~勇者~あの男が誰なのか知りたい?」
呆然としている勇者にリリアンが声を掛けた。
パインが何故ここにいるかも気になるが、
男の事も気になっていた勇者は静かに頷く。
「ふふっ、私が教えてあげるわ。
アイツはロンエーって名前でとある資産家の息子よ。
実家はかなりのお金持ちなの♪ それでさ……」
ユナの話によると……2人は酒場で知り合ったらしい。
初対面にも関わらず彼はパインを大層気に入って
その場で交際を申し込んだのだという。
「ロンエーはパインにゾッコンでねぇ……
もう何でも買ってあげてたみたい。
で、どんどん入れ込んだあげくに
自分のお金をぜ~んぶ貢いじゃったのよ」
(そ……それって……)
全くもって自分と同じだった。
彼も自分と同じくパインの色香に籠絡されて
全てを全てを吸い尽くされようとしている……
いや、もう吸い尽くされた後なのかも知れない。
「その後も凄くてねー。
今度は家のお金にまで手を出してさ。
挙げ句の果てに家から勘当されちゃったのよ。
それで今ではここで一人暮らし……」
「ああっ♡ ぱいんっ♡ やめないでくれぇぇっ♡
ま、また欲しいものかうからぁぁぁ」
「え~ホント? どうしようかなぁ♡」
ロンエーの情けない声がユナの説明を遮った。
「うわ、あんなに情けなく頼んじゃって……」
「ふふ~しょーがないよ~
パインちゃんのパイズリは麻薬みたいなもんだし」
(ぱ……ぱい……♡ うう♡
あんな風にしてもらえるのはっ、俺だけのはず……)
ユナとリリアンが冷めた目で眺める一方で
勇者は羨望の眼差しでロンエーを見ていた。
彼に過去の自分を重ね、嫉妬までしていた。
「でも、ローちゃんはもうゴールド持ってないんでしょ?
それじゃあ、あたしの欲しいものは買えないと思うな~」
「かねならあてが……あひぃ♡ あふぅんだぁぁ♡
だからぁっ♡ たのむぅぅぅぅっ♡ ぱいんっ♡」
パインはだるそうにため息をつくとユナとリリアンに目配せした。
「あ、呼ばれてるよ〜」
「ほんとだ。勇者、ちょっと待ってて」
「たのむぅぅぅぅぱぁむげ……っ♡
ご……ふぐっ♡ むぐぐ……ぅぅ♡」
2人はベッドに素早く上がり爆乳でロンエーの顔を押さえつけた。
部屋に響いていた悲鳴のような懇願が聞こえなくなる。
「毎回、毎回、うるさすぎだよ~
もう資産もゼロで稼ぐ能力も無いのに~」
「ホントよね。全く……立派なのは性欲だけね」
ロンエーの顔はユナとリリアンの爆乳によって
びっちりと顔を包み込まれ、隙間は殆ど無さそうだ。
一方で肉棒はパインの爆乳に飲みこまれていて全く見えないが、
きっと中で挟み潰されながらヒクヒクと悶えているのであろう。
「まぁまぁ、そう言わないで。
この男の相手もこれで最後だからさ。
2人が連れてきてくれたおかげで……ね♡」
パインがそう言うと2人は笑みを浮かべた。
「ふふっ、そっか♪」
「そういえばそ~だね~」
(え? どういう意味……だ?)
3人は勇者の方へ振り返ってニヤリと笑った。
彼女達の表情は勇者に何か嫌な未来を予感させる。
「さ、彼もラストハーレムなんだから……
天国へ連れてってあげましょ♡」
「了解♪」「おっけ~♪」
ぎゅうううううっズリュズリュズリュ……
「ごっ……ふごぉぉ……っ♡ ぐ……ご……♡」
3人の視線が勇者から外れると爆乳での蹂躙が再開した。
ロンエーは2つのおっぱいで潰されながら喘ぎ声を漏らしている。
(んお……っ♡)
「イキたかったんじゃないの~?」
「そうよ。さっさと出しなさいよ」
「そうそう♡ おっぱいの中にいっぱい出して♡」
「ふ……っ ふぐぅぅぅ…………♡」
(ああ……♡ う……うぐぅ♡
さ、さんにんがかりでぇ……♡ はぁはぁ♡)
嫌な予感は目の前の光景でかき消された。
パインにしてもらっている事だけでも凄く羨ましいのに
そこへユナとリリアンまで参加しているのだ。
勇者がロンエーを羨むのも無理はない。
(あ、あんなことまで……く、くぅ……
はやくぅ、おわってくれぇ……はぁはぁ♡)
3人は放置した勇者に見せつけるように行為を続けた。
それに対し、勇者は口を半開きにして股間にテントを貼りながら、
行為が終わるまでの時間、ただ眺める事しかできなかった……
「やっと、寝たわね」
「ふぅ……ちょっと疲れちゃった」
「2人ともありがとね♪
おかげで彼も最後に天国を味わえたわね♡」
(ようやく……おわった……♡)
ロンエーはキスマークだらけの体を投げ出しながら気持ちよさそうに眠っている。
「勇者ちゃん、おまたせ……って、うふふ♡
あたし達のを見て興奮しちゃったみたいねぇ♡」
「あはっ♪」「ほんとだ~」
(う……)
勇者は興奮でフル勃起していた。
それをパインに指摘されて赤面してしまう。
「ま、それは置いといて……
ここにはもう用は無いし場所を変えよっか♪」
「パイン、その前に体を拭かせて」
「も~バニー服がベトベトだよ~」
「勿論よ。あたしも着替えたいし……」
(うぅぅ……♡)
勇者は少し待たされた後、4人でロンエーの家を出た。
おそらく彼女達がこの家に来ることはもう無いだろう。
そして、ロンエーの今後がどうなるかはもう知る由も無い……
「俺が一生面倒みてやる!ってしつこくて……」
勇者は3人が取っていた宿で話す場を設けた。
パインは勇者にひたすら言い訳を並べた後、意外にも謝った。
「ごめんなさぁい……って思ってるのよぉ」
(くそぉ……やっぱりエロ……い♡)
久しぶりのパインの姿に勇者は興奮を隠せない。
これみよがしにテーブルの上に置かれた大きな胸とその谷間、
美しい顔、白く透き通った素肌に綺麗な手……
上半身だけでも勇者の股間を大いに刺激する。
(けど も、もう惑わされない……ぞ。
何を言おうが俺はもうこの人の事は……)
だが、勇者は聞く耳を持とうとしなかった。
捨てられた過去が彼の決意を後押ししているのだ。
「そういう事だったからさ……
これまでの事は水に流してまたパーティーを組まない?
今度はユナとリリアンも一緒に4人でね♡」
(は……? なにをいってんだ?)
「ロンエーみたいな親がお金を持ってるだけの男は全然駄目。
やっぱり、しっかり稼げて頼りになる男じゃないとねぇ……」
パインのまさかの申し出に目が点になる勇者。
一方のパインは色っぽい目で勇者を見つめている。
(う……♡ やっぱり……それが狙いなのか)
「それで勇者の事、探してたのよ♪」
「うふふっ♪ これからよろしく~」
「勇者ちゃんは3人の美女に囲まれての旅よ♡
1人旅なんかより絶対楽しいと思うわぁ~♪
み~んなスタイル抜群でおっぱいも大きいしね♡」
(んほぉ♡ それは……♡
い、いや、な、なにをいってるんだ。
最初はよくても……最後にはぜったい……)
勇者はハーレム状態を想像してニヤけそうになったが、過去の事が頭に浮かんで、冷静になった。
パイン1人に全てを吸い尽くされのにそこへユナとリリアンまで加わったら……
また過去の過ちを繰り返すのは想像に難くない。
「それに、遊び人はさとりの書無しで賢者になれるでしょう?
あたし達、全員が賢者になればもう最強パーティーよ♪」
「それはすごいね♪」
「無敵~♪ 無敵~♪」
盛り上がっている3人を勇者は冷めた目で見ていた。
(この3人が真面目に戦う訳がない。
最強装備を餌に俺を呼び寄せたのは……
あのロンエーの後釜にする為に決まってる)
「勇者ちゃんは、パーティを組んでくれるよね?」
はい
→いいえ
「え~どうして?」
「なんで? 私達がそんなに嫌?」
勇者は改めてパインに言い放つ。
2人に付いてきたのは装備を返して欲しいからだと……
「そう……勇者ちゃんはやっぱり怒ってるのねぇ……
でも、あたし達を拒絶したらお目当ての最強装備は戻らないわよ」
(え……?)
「おうじゃのけん以外はここには無いわ。
あたししか知らない人物に預けてあるのよ♪」
(そんな……っ)
勇者は非難の目でユナとリリアンを交互に見る。
「あれ~そうだっけ?」
「ごめんね~勇者。私達、勘違いしてたみたい……クスクス」
(く、くそ……やられた……)
「ま、そういう事なの♪
パーティーを組んでくれないなら、残りの装備は諦めて。
そのおうじゃのけんだけを持って帰るしかないわね~」
(うぐぐ……せっかくここまできたのに……)
2人の誘惑やロンエーの気持ちよさそうな姿まで
見せつけられても必死に耐えたのは装備品の為だったのだ。
なのに、あんまりな展開に勇者は落胆する。
「でも、それだと勇者ちゃんも可愛そうだから、
あたしも譲歩してあげようと思うの♡」
(……?)
「1日だけパーティーを組んでくれたら……
明日の夜に残りの装備品を全部返す。そういう条件ならどうかしら?」
(え!? 本当か? 1日だけ……)
ユナとリリアンは何か言いたそうな顔をしたがパインは嗜めた。
「ちょっと考える時間をあげましょうか」
(期間が長い程、魅了されるリスクは高まる。
これは……装備を取り戻すチャンスだ)
「どうかしら? 勇者ちゃん?」
→はい
いいえ
「うふふ。決まりね」
勇者は1日なら乗り切れると判断し、すぐ了承した。
「1日って短くない?」
「パインはそれでいいの?」
「ええ。ただ、絶対に1日だけって訳じゃないわよ。
明日の夜になっても勇者ちゃんがまだ一緒に旅をしたいって
言うなら……パーティーは延長するからね♪」
(……え?)
「なんだぁ~そっか~」
「そういうことならアリかなー」
「だからね。あたしも勿論頑張るけど……
ユナとリリアンは勇者ちゃんが一緒に旅を続けたくなるように
しっかりと頑張らなきゃいけないのよ♡ わかった?」
「うふふ~おっけ~♪」
「わかったわ♡」
3人の獲物を見るような目……
彼女達が勇者に色々と色仕掛けをしてくるのは間違いない。
(うぐ……♡ ま、まけるものか……)
「じゃあ、勇者ちゃんはここに泊まっていいわよ。
あたし達は別の所で泊まって明日の朝に迎えに来るわ」
「勇者、またね~」
「ふふっ、明日が楽しみね♡」
足早に3人は部屋を出て行った。
1人になった勇者は改めて決意を固める。
(明日は誘惑をしてくるだろうけど……
1日だけだ。それだけ耐えればいいんだ。
最強装備を取り戻して、この関係にも終止符を打つ!)
翌朝、4人は合流し、以下のパーティーを結成した。
勇者 L40 男 きれもの
女遊び人 L16 女 セクシーギャル
女遊び人 L 1 女 セクシーギャル
女遊び人 L 1 女 セクシーギャル
戦闘は勇者の独壇場で、1人で次々とモンスターを倒していく。
その姿をセクシーギャル達はウットリとした目で見つめている。
「パインちゃんから話は聞いてたけど……
本当に勇者って強いんだね~♡」
「勇者を名乗るだけのことはあるのね♡ とっても素敵だわ♡」
「でしょ~?」
(う……♡ いや、喜んでたらだめだ……)
彼女達の魂胆が分かっている勇者は淡々と戦闘をこなす。
しかし、途中から退屈してきたユナとリリアンが勇者抜きで戦ってみたいと言ってきた。
「別にいいじゃない。条件を1日だけにしてあげたんだから
これくらいのお願いなら聞いてくれてもいいんじゃないの?」
(ぬう……)
パインにそう言われると了承せざる得なかった。
勇者は戦闘に介入できず、ただ見守る事に終始する。
「え~いっ♡」
「てやぁーっ♡」
2人の攻撃は当たらず、戦闘は長引いていた。
勇者は見守りながらも見惚れないように気を付けていたが……
(ん……うぉ……♡)
改めて見ると、2人のスタイルは抜群でパインに負けていない。
そんなユナとリリアンの戦う姿は勇者の想像以上にエロくて、
いつの間にか見惚れてしまっていた。
(おしり……♡ ああっ、みてはだめなのに……)
最初に囚われたのは尻だ。
ハイレグの食い込みは相当な物で尻は殆ど隠れていない上に、
視線を遮る物は細くて間隔の広い網タイツの網目だけ。
もはや生尻同然の形の良いヒップが目の前に2つあり、
その各々が闘う動きに合わせてプリプリと可愛らしく動く。
(くそぉ……尻なんか……みてたら、だ、めだぁ)
勇者の視線は尻から逃れるも今度は美脚に掴まってしまう。
2人のしなやかでスラリと伸びた綺麗な美脚と
ハイレグから伸びる肉付きの良いムチムチ太ももの破壊力は抜群だ。
(ぐぅ、きっと2人の太もも……あの太ももで挟まれたら……
あっ、あの時みたいにぃ♡ いや、だめだ……み、みるな……みたら……)
2人の美脚を見ているとパインの太ももで顔やムスコを
挟まれてメロメロにされた事を思い出して興奮してしまう。
それを避けようと、たまらず勇者の視線は上半身へと逃げるが、
今度は背中のラインからはみ出ている爆乳の曲線に掴まった。
彼女達の胸は大きいので背中越しでもおっぱいのラインが
しっかりと確認できてしまうのだ。
(うぐぅ……くそぉ、まだ2人だけの戦闘なのに……
うぅ、だけどぉ、ふ、2人のがで、で……でか、
んはぁ♡ ゆれぇ♡ ああっ、だめっ……)
背後から見る乳揺れも実にエロい。
勇者は2人を正面から見れたら……と考えてしまう。
「勇者ちゃん♡」
「うわっ」
2人をエロい目線で眺めていると、突然声を掛けられた。
勇者の両肩にはパインの手が乗せられ、彼女はすぐ真後ろに立っていた。
「あら、そんなに驚いてちゃって……
どうやらあの子達を見るのに夢中だったみたいね」
「い、いや……その」
「でも無理はないと思うわ。
2人の体はあたしと比べても遜色ないしね♡」
(あ……ああ♡)
パインは自分の顎を勇者の肩に乗せた。
彼女から漂ういい匂が勇者を呆けさせてしまう。
「それに勇者ちゃんが大好きなおっぱいだって……
あたしと同レベルよ♡ もしかしたらもっと大きいかも♡」
(えっ……♡)
「まだテクは荒削りな所はあるけど……
あたしが教えてるからこれからどんどん上達すると思うわよ♡」
(テ、テク……)
「この話を聞いたらますます興奮しちゃうわよねぇ?
もうエッチな気持ちを抑えらないと思うわ♡
見てるだけでもクラクラきてるのに……
あたし達のおっぱいやエッチな体で迫られたら……うふ♡
今の勇者ちゃんが耐えられるかしら~?」
(はぁはぁ……♡ くぅ……)
「やったー! やっつけたよ〜」
勇者がパインの甘い囁きに翻弄されている内に
2人は全てのモンスターを倒し終えた。
「次からあたしも参加するからね。
性格も変えたみたいだけど無駄なあがきよ。
勇者ちゃんの本質はむっつりスケベなの♪
それをあたし達でしっかりと分からせてあ・げ・る♡」
パインは2人に駆け寄って何か耳打ちし始めた。
(ふぅふぅ♡……くそぉ……♡
え、えろい尻と脚をしやがって……)
勇者は小馬鹿にされ、悔しいと思いつつも
パインのセクシーな後ろ姿をジロジロ眺めてしまう。
その目線に気付いた3人は勇者の方に向き直ってニヤリと笑う。
(う……まけないぞぉぉ……)
パインは口笛を吹いて次のモンスターを呼び寄せると
3人はモンスターを包囲するような位置取りを取った。
これによって勇者は3人と向かい合う形となる。
「それぇ~」
ぷるるんっ♡
(はひぃ♡ むねがぁ……♡ うぅ……おっぱい♡)
男なら誰しもがチラ見どころかガン見してしまう程、存在感がある爆乳。
その爆乳が3人分……
勇者の視線はパイン・ユナ・リリアンをさまよっている。
パインの言ったとおりどのおっぱいも一級品で順位はつけられない。
(はぁぁぁ……♡ みんな、すごい、おっきいよぉ……♡)
走る。攻撃する。攻撃を受ける……
全ての動作に合わせておっぱいが淫らに揺れているので、
勇者の視界には、常にぶるんぶるんと激しく揺れる爆乳がある。
(うぅ……みてたら、またまけてしまうっ)
だが、そんな堪らない状況でも勇者はなんとか耐えれていたし、
戦闘を繰り返す内に彼女達の戦う姿にも見慣れてきていた。
(す、少し……見慣れてきたか……)
今回は以前とは違って痛い目をみた経験がある。
同時に最強装備を取り戻すという強い決意も持っている。
それらが合わさって勇者の耐性を上げていたようだ。
「ねぇ~勇者~回復して~」
「私にもお願い♡」
「あたしにもよ♡」
だが、遠目に見るのは耐えれても……
3人に近付かれるとそうはいかなかった。
ぷるんっ♡ ぷるるんっ♡ ぽよよんっ♡
戦闘を繰り返してダメージが蓄積すると3人はねだるような甘い目で回復魔法を頼んでくる。
この回復タイムが実に厄介なのだ。
「ほら~はやくぅ♡」「勇者ー私が先よ♡」
(むねがぁ……あ、あたる……♡)
特にユナとリリアンは我先にと爆乳を突き出しながらせがんでくる。
2人との身体の距離は回復タイムを迎える度に縮まっていき、
今回に至っては豊満なおっぱいが勇者の体に当たる寸前まで近くなっていた。
「2人とも喧嘩しないのー」
主張の強い2人の胸元に見惚れて回復作業に入れない勇者。
そこへパインが2人の間に割って入ると勇者の前に立った。
「早く、回復してほしかったらサービスしてあげなきゃ……ね♡」
(ああ……っ♡ た、たにま♡)
パインは前屈みになりながら、バニースーツの胸元に指を差し込むと、
衣装の襟ぐりを下へと引っ張り始めた。
艶めかしい指先の動きと谷間に勇者の目が釘付けになる。
(はぁはぁはぁはぁ♡
ああっ、おっぱいがぁ……)
おっぱいは服と一緒に下へ引っ張られているので胸の露出自体はそこまで変わらない。
だが、このまま下げ続ければ……生乳がぽろんっ♡とこぼれ落ちるだろう。
「ふふっ、それいいね♪」
「私もやる〜♪ ほら、勇者~みてぇ♡」
ユナとリリアンもそれに習った。
勇者の眼下に広がった3つの深い谷間が現れた。
(う……あ……♡ どれも……すごいぃ♡)
勇者の目線は3つの谷間を行ったり来たりして定まらない。
その間に生乳が飛び出してきそうになっていく。
(おっぱ、い♡ み、みえちゃ)
「ざーんねーん♪」
ぷるるんっ♡
ぽよんっ♡ たゆんっ♡
だが、残念ながら生乳が見える間に指は外されてしまった。
その代わりにバニースーツと共に引っ張られた爆乳が戻された反動で大きく跳ね上がった。
たゆんたゆんっ♡と揺れる3人のおっぱいは勇者の心を奪い、放心状態にさせてしまう。
(ふぅ……ふぅぅ♡ はぁぁ……♡)
「勇者ちゃ〜ん。おっぱいに見惚れてないで
早く回復してもらえるかな〜?」
パインに声を掛けられてようやく我に返った。
3人にクスクスと笑われながら急いで回復魔法をかけていく。
「体力満タンだわ♡ ありがと~勇者♡」
むにゅっ♡ チュッ♡
「あ~リリも♡」
むにゅっ♡ チュッ♡
「うふふ♡」
むにゅっ♡ チュッ♡
(んはぁ♡ くふぅ♡ おひぃ♡)
寄り添ってきたユナが勇者の頬にキスをした。
続いてリリアンが反対の頬、そしてパインが首元にキスをした。
「さ、2人とも。元気になった所で次行くわよ♪」
「は~い」
「おっけー」
(あぁ……♡ はぁはぁ……♡)
おっぱいを軽く当てられながらのキスに勇者は動揺し、
3人が新しい戦闘に突入しても呆けたままだった。
(……はぁはぁ♡ ……え?
あ、もうはじまっ……おっ、おほぉ♡)
勇者の恍惚状態が解けたときには既に戦いは終盤。
まさに、この戦闘が冒頭にあったシーンである。
ユナが一匹のモンスターを倒し、
最後に残ったスライムをパインが捕まえてぱふぱふ♡
パインのぱふぱふにリリアンが加わってダブルぱふぱふ♡
さらにユナも加わってトリプルぱふぱふ♡
(たえろ。たえろ。たえろ。たえろ……)
勇者はトリプルぱふぱふの光景に見惚れてしまい、フラフラと近付いてしまうが、
パインの嘲笑う表情で我に返って踏みとどまり目を逸らしていた。
「おおきなおっぱい♡でぇ……ぱぁふぱふぱふぱふ♡」
しかし、いくら目を逸らそうても声は聞こえてくる。
3人の色っぽいぱふぱふのかけ声だけでも頭が勝手に想像し股間が刺激されてしまう。
(ああ……♡ ぐぞぉぉ……♡)
トリプルぱふぱふが終わるまで必死に耐える勇者。
だが、それが終わると今度は3人が勇者に近付いてきた。
「勇者〜よそ見なんかしてど〜したの〜?」
リリアンがたゆんたゆんと胸を揺らしながら近付いてくる。
勇者は彼女の胸に目を奪われつつも目を背けた。
「そうよー戦闘はまだ終わってないのにさ。うふふ」
目を反らした方向からユナが迫ってきた。
リリアンの胸と同じく歩くだけでぷるぷる揺れる爆乳から目を背けるも……
「う~ん。何でなのかな~
ちょっとあたしにはわかんないわねぇ……」
顔を向けた方向に今度はパインが立っており、気が付けば勇者は3人に囲まれていた。
(ああ……またさっきみたいにぃ……や、やばい)
「そうだね~リリもわかんな~い♪」
「私もークスクス♪」
爆乳がゆっくり迫ってくる。
距離を取ろうにも逃げ場も無く……
むにゅぅ♡
「あ……♡」
3人の爆乳が勇者の体に触れた。
むぎゅぅぅぅぅ……っ♡
「んああ……♡」
そして、力一杯押しつけられた。
おっぱいの心地いい感触が3方向から与えられ、思わず勇者は歓喜の声を漏らしてしまう。
(ああ♡ ふ、ふりはら……うあぁぁ♡)
「あは♡ 声、カワイイ~♡」
勇者は脱力させられてしまった。
体の自由を奪われて抵抗が難しくなってきてる。
「勇者ちゃん……もっと可愛い声を出して♡」
むにゅぅぅ♡ チュッ♡ チュパッ♡ ムチュッ♡
「ふぅ……あぁ……♡」
3人は胸を押しつけながら勇者にキスし始めた。
今度はさっきのような軽い感じでは無く、
舌を出してネットリと舐めるような濃厚な口づけだ。
「んん〜っ♡ ……んふふ♡ 勇者ちゃん♡
もっともっとチューしてあげるから……とろけなさい♡」
むにゅぅ♡むにぃぃ♡チュパッ♡もにゅぅ♡
チュッ♡ ンチュゥッ♡ もにゅぅ♡ チュゥパァッ♡
ブチュゥッ♡ もにゅぅ♡ チュゥパァッ♡
(んあ……♡ こ、このままじゃ……♡)
勇者の顔と首にキスマークが増えるにつれて体が快感で染まる。
勇者は3人抱きつかれながら深い恍惚状態に陥っていく……
「ん~んっ♡ はぁ……ふふ♡」
勇者は数分間の間、キスをされ続けた。
そして3人が離れた途端、勇者はその場に膝をついてしまう。
顔と首は膨大な数のキスマークが付けられていた。
(はぁ……♡ はぁ……♡)
3人は少し離れて勇者に聞こえない声でやりとりをする。
「勇者……凄いウットリしてる~♪」
「あはっ♡ ねぇ、パイン。もういい頃合いなんじゃない?」
「確かにそうね。時間的には早いけど宿に行っちゃおっか♪」
「リリも賛成~♪ 早く勇者をみんなでメロメロにしよ~よ♡」
「じゃあ、勇者ちゃんに伝えてきて~
渡す場所はこれに書いておいたから……」
(うぐぅ……ま、またみりょうされて……くぅ)
「勇者~♡」
むぎゅぅぅぅ
恍惚状態から復帰しつつあった勇者にリリアンが抱きつく。
(んおぉぉぉ♡ あぁ、おっぱいがぁ……♡
やばい……は、はやく、たちなおらないとぉ……)
「勇者~お疲れ様♡
今日はもう終わりでいいみたいよ」
「え……? もう……?」
「そーだよ♪ これで勇者も装備が受け取れるね〜」
(た、たえきった……のか?)
「おめでとう♡ 勇者ちゃん。
約束通り装備品は渡すから、まずはこの街までルーラで移動しよっか」
パインから渡されたメモには……
